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岩手の片田舎で人脈ネットワークにつながった経験
どうも、及川(オイカワ)です。
私は岩手の片田舎でネットビジネスの他に、収入を得られるようになりました。
この経験が参考になれば幸いです。
その1:インターネット・Facebook
一番のきっかけになったのが「Facebook」です。
やってみて分かったのですが……
Facebook、人脈の宝庫、人と人を繋げる強いツールです。
特に年配の方たち(50代以上〜)のアクティブさは半端ないです。
地方の中小企業の社長さん、自営業の方のFacebook率およびアクティビティがスゴイので、当初焦りました……
私の場合ですが、正直、Facebookをすることに抵抗があったのですが……次の流れで仕事に結びつきました。
地元の友人に強く勧められる
「私Facebookがメインだから!FaceBookであなたと繋がりたいのよ!」
(ほぼこの通りに言われた)
岩手の地元に戻ってから、友人に上記のことを言われた当時、どうして良いかわからなかったんですね(笑
こう見えても(?)人見知り激しいタイプだった上に、個人情報とを流すというか、自分を発信するのに抵抗があり……
でも、この友人の「Facebookで繋がりたい」に促されて、Facebookをやることにしました。
自分の趣味・特技だけを載せていた
そして、いざ、始めようとしても……
(私、無職だしなあ……何を投稿して、何を載せたらいいんだ?)
って、当時の私、なっちゃたんですよ(笑。
これが結構キツくてですね……
だって自分の地元の人たちとか同級生とかに「私、無職!」(当時)ってのが、バレやすくなるわけですよ!?……(苦笑。
でも、Facebookをやるからには、情報を発信するからには、ちゃんと体制を整えたいじゃないですか?(^^;
見栄っ張りな部分もあったので(爆。
でも嘘をつくわけにもいかないし……。
そこで!です。
思い切って、趣味の一つに特化したサイトページにしてしまおうと。
個人的趣味で制作していたイラストやアート系の作品だけを掲載しよう!
私がFacebookに載せていた情報といえば
- 出身地
- 簡単な自己紹介(イラスト描ける・描いてます)
- 自分の作品(主に出身地にちなんで作成した作品)
この程度だったのですが「私は地元を題材としたデザイン描く人」というのがページを見て分かる状態になってました。(今にして思えば)
後にそこから私は「イラストレーター」「デザイナー」という認識が一人歩きしてくれました……。
「友達」が「友達」を呼んで仕事依頼
そして、Facebookといえば「友達申請」……。
Facebookをしている友人をはじめ、勇気を出して、元職場の方々や知り合いと「友達」になっていきました。
当時の私は、本当に冷や汗モノで「友達申請」をしたりされたりをしてました(苦笑。
Facebookをあまり上手に活用できてなかったのですが、特に「あなたと繋がりたい!」宣言をしてくれた友人に「いいね!」やコメントしたり、されたり、逆に投稿した作品をシェアしてもらったりしているうちに……
ある日、Facebookのメッセンジャーを通じて連絡がありました。
「弊社でデザインの仕事を手伝っていただけませんか?」
地元企業の社長さんからの連絡でした。
現在人手が不足していて、macおよびアドビソフトでデザインできる人材を求めているとのことでした。
速攻で応対&飛び込んだ!
正直……焦りました!
独学かつ趣味でやっている程度の能力が、現場で通用するのかと。(汗
辛うじて会社員時代に職場がMacとアドビ製品使っていたとはいえ、別部署の人たちの作業を横目で見る程度……。
速攻で、自分の現状(どの程度扱えるのか?自分のパソコン環境等)をお伝えしつつ、ソフトの参考書を見直して少しでも対応できるように……としていたら、正式にイラスト作成の仕事依頼が!!
どうする!?
私、できるのか!?
趣味を仕事にできるチャンス!?
いや、これはもう、やるしかない!!
……というわけで。
もうやるしかないので、これまた速攻で会社に行って直に社長さんと担当社員さんと改めて打ち合わせをして正式に仕事を請け負うことに!
社長さんの行動力と私を採用していただいた気風、担当社員さんのサポート(納品や印刷に持っていくまでのレクチャー等)と優しさには感謝しきりです。
その2:興味あるイベントに参加
こちらもFacebookがきっかけでした。
「友達」つながりで、最近流行の「コワーキング」「もくもく作業会」といった、プログラマー系の方達を中心に「とにかく、集まって、もくもくと作業する会」というのが岩手で開催される!というのをFacebookのタイムラインでイベント開催案内が流れてきたことで知りました。
私の立場(当時、ブログで収入が発生したばかり)をどう言ったらいいんだろうか……
……。
ブロガー?
Webライター?
イラストレーター?
……うーん……。
興味あるし、とにかく、行ってみよう!
と一人でサクッと参加してみたところ、プログラマーはじめ異業種かつクリエイティブな方達と、いとも簡単に出会えるように。
私の趣味でもあり生計を立てようとしていた「パソコン」「コワーキング」「クリエイティブ」という共通項のある人たちと出会えるので、別分野ながらも世界がグンと広がります。
特にパソコン関連の情報交換が幅広くできるのが面白いです。
全く分野違いでも、今流行のプログラムおよび教室のことや、利用できる施設を教えてもらったり、別の関連イベント情報を教えてもらたりなど……。
岩手で、地元で、こんなこともできるんだ!やってる人がいるんだ!と目から鱗でした。
ひとりで飛び込んでいこう!
あるイベントをFacebookで知り、参加したことがきっかけで、主催側メンバーの方と縁ができて仲良くなり、後に話をしたところ……
「あなたが何でここに来たのか……ものすごい驚いた!」
と言われました。
まあ、確かに、そのイベント、私も含めて3人のみ、しかも新規は私だけの参加でしたが……(^^;
にしても、私なにかおかしい第一印象でしたっけ!?
と驚いて聞き返したところ
「土地柄、新手のイベントで、知り合い無しに、たった一人で来る人っていないのよ……」
……マジスカ岩手県の片田舎……(汗。
ちょっとした裏事情になりますが……地方のイベント主催側、どこでも人集め・集客に頭を悩ませているらしく……
「『ちょっと興味があるから』って1人で来るような人はほとんどいない。必ず友達を誘ってくる人ばかり。そのため講座系は特に2人1組みたいなもの。だから人が人を連れて来るような仕組みづくりを生かさなければ……」
といった状態のようで(汗。
1人で参加するだけで一目置かれる状態……(^^;
そんなわけで
「友達がいないと行くのは……恥ずかしい」
「知り合いがいないと心細い」
という考え方は、ちょっともったいないかなと思いました(苦笑)。
自分の興味分野のイベントなら、自分と共通した分野の仲間に出会える可能性が高いです!
未来の仲間・友人がいると思って、興味のあることは単身でもイベント参加にトライしてみることをオススメします。
その3:自分に合った仲間と交流
先述のことから直結しますが、自分が興味のあるイベントに参加するので、同じ価値観や目標を持った人と出会いやすいです。
趣味でクリエイティブなイベントに楽しんで参加していたところ……クリエイティブな仲間ができました。
さらにその中で、特に気の合った人とは人間関係の悩みからビジネスの話題まで話すようになりました。
「まさか、こんな田舎町で、こんな同志に出会えるとは!」
と正直思いましたし、言われました(笑。
次項で話しますが「同じ方向を向いている人」との出会いって、本当にありがたいことなんですよ。
注意点:意識を引っ張られるな!
地元のネットワークにリアルで繋がる時に注意しなければならないことはいくつかあったりしますが……
一番気をつけたい点は「意識を引っ張られないこと」。
- ネガティブ意見は基本的に流す
- 自分自身の「定価」を伝える
別に田舎に限ったことではなく、ネガティブ意見の人は一定数いるにはいるのですが……人口が少ないところでの「ネガディブ意見」は結構厄介です(^^;
人数が少ないゆえなのか、1人のネガティブ偏り&声の大きさ&ねちっこさが……人口の多い都市と違ってスゴイように感じます(気のせいであってほしい……)。
人口少ないから、偏りが薄まらない、というか。
まっっっっったく関係ない人からの「ネガティブ引っ張り力」もスゴイんですが……地方なので人口が少ない分、お付き合いも濃くなりやすいので、もろもろな場面で、地味にダメージをくらいます(笑。
そこを「流す」「笑い飛ばせる」かが大事になってきます。
いちいち反論しても良いのですが、返って面倒&災いが降りかかることも。
人口が少ない=友達の友達は必ず自分の知ってる誰かに繋がる、というのが地方あるあるなので、下手に「ネガティブ引っ張り力高い人」に反論すると、根も葉もない噂が広まるという厄介さ……orz
(コミュニティが狭いので、誰かに話したこと・言ったことが良くも悪くも巡りやすいんです。「ネガティブ引っ張り力高い人」に限って吹聴がスゴイのも田舎あるある、と思ってます)
そういった変なところ(変な人)に神経削らされるよりも、もっと大事なこと(ネットビジネスや自分の好きなこと)に力を使った方が良いと私は痛感してます(苦笑。
「笑って流しとこう!」
これにつきます。
さらに、私が肌で感じたことですが……田舎に行けば行くほど 「形のないものにお金を出す」ことに渋りがちです。
自己投資やセミナーなども「無料」にこだわる人・割合が多いです。
これには一つ理由があって、岩手県内の市町村主催のセミナーや講座って、結構種類が豊富な上に……大部分が無料か激安料金で受けられてしまうんですよ……行政サービズが充実している半面「お金払ってまで行く」っていう意識が芽生えないというか。昔の私もそうだったので……わからなくはないです。
プロフェッショナルのはずの講師・先生方の諸手当も安い場合があるそうで、裏話を聞いて気の毒に思うこともあります。
さらに、岩手県でいえば、最低賃金は常に全国下位、人口も少ないことも影響してると思います。
そんなわけで……「デザイン」や「文章」「指導・コンサル」を提供している自分自身の「価格設定」を難しく感じる時があります。
ただ、地方ならではの強みもあります。
地方は「実際に会える」ことに重点を置きがち
何人かの企業の方、自営業の方と話をしたことがあり「安くデザイン依頼や記事作成依頼をしたいのであれば、ネットで簡単にできますよ」と案内したこともあります。
その時に言われたことがあるのは
- 「実際に会ってお願いした方が確実」
- 「現地にいて書ける=現地のことをよく知って書いてもらえるから」
- 「ネットだけでの依頼は抵抗がある……」
などなど。
これまた「田舎あるある」になりそうですが……「中央(都会)の人に騙された!」っていうエピソードが昔話みたいに語り継がれてたりするんです(汗。
この「騙された物語」(噂話?)は個人・企業・行政(?)問わずです。
なので、「実際に住んでいる・会える」「地元出身」というのが都会以上に信頼・実績として強力に働いてきます。仕事の能力に大きく加算される、といっても良いくらいです。
例えば、
- ネットだけでやりとりするプロに5万円で依頼するより、実際に会えて打ち合わせできるセミプロ・アマに3万円で依頼するほうがいい。
- 同じ1万円払うなら、実際に顔を見れる地元民にお願いしたい。
- 実際に地域に住んでいるから信頼できる。
といったところに、自分の「定価」を決めて、どこまで飛び込んでいけるか、食い込んでいけるかが、転じて強みになってきます。
まとめ:直に会える強みを最大限に生かす
私のターニングポイントとなったことをまとめてみました。
- Facebookで「自分ができること」「特技」を発信
- 興味あることには単身で飛び込む
- 興味ある場で同じような仲間に出会える
地方ならではの「人手不足」というのは、仕事に限らず、気の合った仲間・同志においても当てはまります。
絶対的な人数が少ないので「そりゃそうだ!」って話ではあるのですが。
インターネットでの繋がりも良いですが、まだまだ地方では「実際に会える強み」が生きていて幅をきかせられると思います。
若干、生々しいような話も書きましたが……どうか岩手を、地方を怖がらないでくださいね!
警戒心がある一方で、一度懐に飛び込んできてくれた人にはメチャクチャ人情味をかける部分もあります。
それでは!