「どうやってイラストやデザインの仕事がもらえるようになったんですか?」と時々聞かれるようになったので、私自身が仕事をもらえた経緯と体験が「アドセンスブログ」をしていく内容にもつながる部分があったのでまとめてみました。
目次
イラスト・デザイン初仕事をもらえた方法
Facebookからメッセンジャー経由で依頼が来たのが初仕事
私が個人として初めてお仕事の依頼が来た・受けた方法が
Facebookからメッセンジャー経由でのスカウト
でした。
イラスト・デザインの仕事を岩手(地元)でできるようになった要因
今にして思えば…ということがあるので、地元でイラストおよびデザインの仕事をいただけるようになった要因をまとめてみました。
「ほしい・頼みたい」人が多くいる場に参加
私の場合はFacebookからの連絡が、後の仕事につながりました。
友人に勧められてはじめたFacebookから地元の印刷会社の社長から直接お話がありました。
このごろ感じているのが、
Facebookは50代以上の割合が多い=社長や経営者、決裁・決定権を持つ役職や肩書の人の割合が多く活用している
SNSなのだということ。
特に私の地元では、企業の社長クラスや団体の会長・理事長クラスが多いうえに、50代以上がアクティブにFacebookを活用している状態でした。
ここから分かること…
ほしい・頼みたい人、かつ、仕事採用の決定権がある人が多くいる場(ネット・リアル限らず)に参加して「自分を知ってもらう」ことで仕事依頼につながります。
自分が何をしている人か?が一目瞭然だった
当初Facebookには「地元の素材を使ったデザイン」だけを掲載していました。
そのために「岩手・地元でデザインしている人」「岩手・地元を題材にイラスト描いている人」というのが分かる状態になっていました。
インフルエンサーの存在
Facebookに誘ってくれた友人は、ある意味、岩手・地元の「インフルエンサー」だったことも、周知に後押しをしてくれました。
「あなたの作品かわいくて好きなのよ!」
といいね!やシェアをしてくれたことで、地元のネットワークにつながりやすかったです。
即対応&できること・できないことを明確に伝えた
実は、印刷会社の社長さんから仕事のお話しを頂いた時点では、イラスト・デザインを求められていたわけではありませんでした。
「macオペレーターが欲しい」
といったことで声をかけられました。
macを操作できる人、さらに現場で使われているAdobe製品を使いこなせる人材を探しているといったお話でした。
迷いましたが、すぐに連絡をして、独学のため現場で求められる即戦力にはなり得ないこと、使えるソフトとできることをお伝えして、一旦お話はなかったことになりました。
しかしその後、改めて連絡があり「請け負った仕事の中で『カワイイ系』のイラストが必要になったのでお願いしたい」というお話をいただいて仕事へとつながりました。
結論:イラスト・デザインといったできることを形・表に出す
アドセンスブログもネットビジネスも基本は同じ…
アドセンスブログでもそうなのですが、知識や稼ぎたい思いがどんなに強かろうが、記事作成してブログにアップしなければ、収益もなんにも発生しません。
そして記事作成するにしても、アドセンスブログは稼ぐためにPV数をとる=検索者が必要となる記事作成=自分が書きたい記事ではなく検索者のための記事作成をする必要があります。
アクセス・需要が見込めない自分が書きたい記事に固執して収益のチャンスを逃すのか、自分が苦手なジャンルだけれども需要見込みがある=役に立てる記事を書いてチャレンジしてみるか、は収益の面において大きな分かれ道でもあります。
自己表現のためのイラスト・デザインにこだわるかどうか?
アドセンスブログで稼ぐのと同じように、まずはイラスト・デザインも、公の場に発表することをしなければ、仕事が来る以前の問題で、周りに「私イラスト描けます!」と知ってもらうことすらできません。
それ以前に発表できる作品をつくることも大事です。信じられない話ですが、たまに「イラストで売れて食べていきたい」という野望や願望があるのに作品がないといった人もいたりします^^;
そして私の場合ですが、良くも悪くも制作作品への「こだわりが低い」性分だったことも仕事に繋がった面で大きかったです。
自分の画風や作風に限度はありますが、自分の描きたいものではなく、依頼主と依頼主の先にあるターゲットの両方のためを第一優先に考えて作業したことも、仕事になっていった要因としては大きかったと感じています。
もちろん自己表現(自分の描きたいもの・創りたいもの)にこだわることは悪いことではありません!
ただ私の場合はアドセンスブログ同様、
自分がやりたいものをただ書く(描く)よりも、相手が何を求めているのかに合わせて書いた(描いた)ほうが需要があった=仕事になった!
という経緯だった事実をお伝えしておきます。
イラスト・デザイン以外の「強み」
最後になりますが、私の場合、イラスト・デザインの能力のみでは、こうして仕事をいただけるのは無理だったと思います^^;
イラスト・デザイン以外の「私ならではの強み」が仕事獲得に有利でした。
- 岩手の片田舎・実際に会って打ち合わせできる
- 岩手の片田舎事情を理解している
- 文章も書ける・取材もある程度できる
- 企画や提案ができるコミュニケーション能力
といったところでしょうか…。
具体例でいうと…
「チラシ作成でキャッチフレーズからレイアウト、デザインから何から全てお願いしたい」
「宣伝用の冊子をまるごとお願いしたい」
「第三者として見た時の印象や感覚が知りたい」
「今までと違った視点もほしい」
「打ち合わせや意識のすり合わせ等をしっかりしたいので1人でまとめてできる人がほしい」
「外部発注で安くよりも、信頼できる人に依頼したかった」
という、複合的な内容・作業といった依頼が多いところ、また地方だからこその要望に合った需要にマッチできたところも大きいです。
ネット完結型で対面とか嫌い!ということで、在宅の仕事やネットビジネスの道に進む人も多いかと思います。
しかしながら、だからこそ、コミュ力をちょっとずつでも良いので自分の能力にしていくと他の人達と差をつけることができます。
イラスト・デザインの仕事で求められる能力は、画力だけではないので、そのあたりの「需要」に合わせていくのも大事ということもお伝えしておきます。
補足:イラスト・デザインの仕事を岩手(地元)でできるまでの経歴
イラストやデザインで初めてお仕事(お金をいただける)になった経歴・経緯を時系列順で簡単にまとめました。
小さいころ・学生時代
絵を描くことも好きでしたが、他にもいっぱい好きなことがありました。
読書(文章を書くこと)や部活動(体育会系)、ゲームなどなど…
仮に順位をつけるとしたら「絵を描くこと」は決して1番ではなかったです^^;
ただ細々とやってました。
- 学級新聞係になる
- 文集や卒業アルバム編集委員、新聞委員などになる
- 校内や地区の文化祭などで選出される
- 小遣いで本格的な色鉛筆セットやスケッチブックを買ったりする
- …がめちゃくちゃ上手かったりイラスト一筋な同級生はゾロゾロいた
こんな感じで、どちらかといえば「下手の横好き」みたいなところはありました。
作品を作り続けていた&過去の作品をストックしていた
医療系の専門学校時代にノートパソコンを購入しました。
本来の目的は「卒論をワープロ文字で提出(手書き不可)」だったのですが、この時からインターネットやパソコンのツールで遊ぶことを覚えました。
その際に「パソコンで絵が描けたらカッコいい!素敵!面白い!」とイラストを描いたりしていました。お金をかけてまで…という考えがなかったので、Windowsのペイントツールでマウスどころかノートパソコンのパッド操作で描いてました^^;
ドット単位でポチポチ調節して「いかに自然でなめらかな曲線を描くか?」に没頭していた時代もありました…
Adobeイラストレーター(ツール)を取り入れた
ほぼ興味と趣味で遊んでいたところ、友人からIllustrator(イラストレーター)を勧められました。
当時は1ソフト10万円以上!
ドット絵から解放!?キレイなラインが描ける等の機能性がものすごくて思い切って入手!
超インドア派で旅行や外出・外食はおろか、ファッションやメイクなど他のことにお金をかけていない性分だったために思いきれた所業と思います^^;
作業の楽よりも仕上がりの違いに感動して使っていました。
特に印刷したときの出来具合が当時は全くの別物級の仕上がりで、このころから年賀状は自作になりました。
イラスト・デザインが必要な場面で「私やります!」
これまた興味があってサークル団体に所属したりしていた時期がありました。
またアルバイトで働いたり、就職した時などに次のような場面に遭遇した時……
「イベントやる時に毎回チラシを作ってるんですよねー」
「POP作る必要性がある」
「社内でこういう企画があるんですよ」
などなど。
私がイラスト・デザインできるキッカケがあれば
「私やりますよ!好きなので!」
「私が作っても良いですか?」
と名乗りを上げていました。
やりたいからやる、好きだからやりたい、といった感じでした。
自分の担当外でも「力になれれば!」と「そういう作業好きなので」の趣味的に楽しむ気持ちで積極的に声を上げていました。
地方のラジオ局のミニ番組を持っている人からお願いされてオリジナルステッカーをパソコン&プリンターで作ったり、ちょっとしたグッズ制作をしたり。
勤めていた会社で作ったロゴを採用していただけたり、同僚の結婚式のオリジナルDVDをパッケージからサプライズで作ったり……などなど、機会さえあれば楽しく作成!なんてこともやってました笑
イラスト・デザインを発表する場に参加するようになった
とはいえ「私より上手い人はごまんといるし…」「趣味の範囲で自分のペースでやるのが楽しいし…」といった具合で、特に仕事にすることは考えてなかったです。
ただ漠然と「趣味がお金になったらいいなー」と「自己負担少なく発表の場があったら面白いよね」で、ハンドメイド系の道へと進みます(笑)。
友人がとても手先が器用で私以上にイラストを描くのが好きで上手だったので「友人の作品をデジタル化して印刷したり販売物やパッケージを市販のショップっぽくしたら、よりよく見えるし、私も作品作って発表できるし…」といったノリでした。
自分のできること(イラスト・デザイン)を、形を変えれば(ハンドメイド作品)人に見てもらえたり買ってもらえるかなと気づきました。
このころから周囲に「イラスト・デザインできる人」になっていきました。
公募で入賞できた!
ゆるキャラブームが全国的に高まり、各市町村でもご当地キャラクターデザインの募集が盛んになりました。
その時に応募した作品が入賞できたこともその後に大きく繋がります。
Facebook(SNS)を始めた
上記のようなことが重なりながら、なんやかんやありまして、岩手の片田舎に出戻り、引きこもり生活をしていました。
が!
「えっ!?こっちに住んでるの!?オイカワさんFacebookやってる?やってないの?私、あなたとFacebookでつながりたいの!!(*^▽^)」
めちゃくちゃ明るい友人にとにもかくにもフェイスブック!!やって!!と言われ、思い切ってFacebookをはじめることに…これが大きな転機でした。
自分の作品だけをひたすら掲載していた
さてFacebookをやるからには、何かしら情報を発信を…と考えた時に
「今まで作成してきた作品を掲載しよう!」
となりました。
私のFacebookへと引きずり込んだ明るい友人は、私が創作活動をずっとしていたことを知っていたこと、「あなたのこの作品好き!」と言ってくれるとてもありがたい存在で、Facebookで作品を掲載した時にはシェアして紹介してくれたりとしてくれました。
地元の印刷会社からのオファー
私の友人はFacebookを活用していて1,000人以上の友達がいました。
しかも友達は「リアルで会ってつながりのある人」のみにしているので、岩手の片田舎のリアルな友達が目白押し。ある種のインフルエンサーでした。
その彼女のつながりもあって、地元の印刷会社の方からメッセンジャーを通じて仕事のお話が来ました。
できること・できないことを伝えた
一番はじめに来たお話は
「macオペレーターになりませんか?」
でした。
人口の少ない町なので人手不足はもちろんのこと、「macを扱える・Adobe製品を使える」というだけで貴重な人材だからですね。
そして、正直に自分の現状をお話して(macとAdobe製品をどこまで扱えるか?自分が提供できるもの等)
オペレーターとしてのお話はお断りしました。
最終的に仕事依頼がやってきた!
その後、再度連絡があり、イラスト・デザインの仕事として依頼をいただきました。